放射線治療の故郷

~備忘録!日常の診療でフッと思った疑問の解消に~

竹中工務店の放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」が医療施設に初採用

竹中工務店と吉野石膏が2018年に共同開発した放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」が、山形大学医学部東日本重粒子センターのCTシミュレーション室に初採用された。

「RadBoard-X」は従来の遮蔽ボードに比べ、主にγ線、X線に対して優れた遮蔽性能を発揮する内装材で、環境に優しい天然無機材料から構成される無鉛ボードで施工性に優れ、一般のせっこうボードと同様にリサイクルが可能である。

最新の医療施設では、がんの放射線治療をはじめ、疾病の早期発見、診断などあらゆるフェーズで放射線の利用は欠かせない技術となっている。

今後の幅広いニーズに対応するために、大学病院から地域の一般病院、診療所の新築からリニューアルまで、これまでの鉛ボードを使用した遮蔽材に変えて、本製品を積極的に活用展開していく。

放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」

放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」

「RadBoard-X」を適用したCTシミュレーション室

「RadBoard-X」を適用したCTシミュレーション室

放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」の特長

遮蔽性能

従来の遮蔽ボードに比べ、放射線の中でも特にγ線・X線に対して優れた遮蔽性能を有している。医療施設(病院)におけるレントゲン室、CT室などへの適用に最適。

環境性

素材は、せっこうと高濃度の重晶石(硫酸バリウム:BaSO4)などの天然無機材料から構成されており、各種法令で規制されている鉛などの有害重金属を含有しない、人と環境にやさしい製品となっている。

山形大学医学部東日本重粒子センター

山形大学医学部東日本重粒子センター

主な仕様

  • 寸法:T15mm × W910mm × H1820mm
  • 重量:約47kg
  • 性能:鉛当量1.5mm ※1
  • 曲げ破壊荷重:長さ方向:650N以上、幅方向:220N以上 ※2
  • 含水率:3%以下
  • 不燃認定:NM-4604
  • ホルムアルデヒド放散量:0.1mg/L未満

※1 公設試験所による測定(X線管電圧100 kVにおける測定値)
※2 試験方法 JIS A 6901